留学先の国の特徴や留学情報をご紹介。
国ごとの違いを明確に知り、自分にあった留学先を見つけましょう。

このページは2024年に調査した内容を掲載しています。

インドネシアには大学・高等教育機関が公私立合わせて2,694校あり、うち国立大学/機関は126校です。高等教育機関には、総合大学、専門大学、単科大学、日本の高等専門学校や短期大学にあたるアカデミー、コミュニティ・カレッジ、ポリテクニックがあります。

大学の場合、ランキング上位10位のうち国立大学が6校、かつ上位4位までは国立大学で、総じて国立大学のほうがランキングは高いです。

入学資格は国立の高等教育機関の場合、高校の成績による選考、オンライン受験、機関独自の選考試験の3つの方法があります。私立の場合は機関によって異なります。

総合大学では、4年で学士(Sarjana)、学士修了後2年以上で修士(Magister)、修士修了後3年以上で博士(Doktor)号が授与されます。
それぞれの学位の略称の後に専攻の略号をつけます。例:経済学士(Sarjana Ekonomi→S.E)
 
専門大学、カレッジ、ポリテクニクおよびアカデミーでは、1~4年の課程(ディプロマ・プログラム)が提供されており、称号は次のとおりです(日本の準学士に相当します)。
  ・ディプロマ I プログラム(A.P. と略称)
  ・ディプロマ II プログラム (A.Ma と略称)
  ・ディプロマ III プログラム (A.Md と略称)
  ・ディプロマ IV プログラム (A と略称)

文系(経済学部、文学部など)、理系(工学部、医学部など)、一般的な学部は日本と変わりませんが、宗教系の大学であれば宗教学部があります。

学士課程であれば高校を卒業していること、修士課程であれば学士課程を修了していること、博士課程であれば修士課程を修了していることが要件です。その他の要件や必要書類は、大学や学部によって異なります。

例:バタム国際大学(外国人が入学する場合の要件)
・高等学校を卒業していること(学士課程の場合)、学士課程を卒業していること(修士課程の場合)
・入学選抜試験(USM)に合格すること。(バタム国際大学の場合オンライン受験可能)
・金銭的義務を完了していること(借金などがないこと)
・学業上の業績および/または学業以外の業績があること
・35歳以下であること
 

コースの例として、インドネシアの大学で最も多くの外国人留学生を受け入れているスプル・ノフェンバー工科大学では、学位取得を目的としたDegree Programと、目的としないNon-Degree Programがあります。
・Degree Program:学士課程(S1)、修士課程(S2)、博士課程(S3)、職業教育(D3)
・Non-Degree Program:交換留学(1~2学期)、サンドイッチ留学(1~6か月)、
研究室または産業界でのインターンシップ(1~3か月)、短期コースまたは夏期
プログラム(1~4週間)

大学や学部によっても異なりますが、目安は次の通りです。
<例1:アイルランガ大学>
・授業料:1,500万~3,750万ルピア/学期
・入学金:4,000万~2億8,000万ルピア
<例2:インドネシア大学(英語のクラス)>
・授業料:2,113~3,803米ドル/学期[A1] 
・入学金:1,408~10,563米ドル
<例3:スプル・ノフェンバー工科大学>
・授業料:2,400米ドル/学期
・教育機関開発費:7,500万~1億ルピア(4年間を通じて)
・登録料(受験料):100 米ドル

希望する留学先の大学のウェブサイトでアカウントを作成し、出願します。出願時期は各大学によって異なりますが、高等教育機関の場合7月初めと1月初めに登録期間をもうけている機関が多い傾向にあります。

例1(工科大学)
以下のいずれかが必要となります。
・高等学校の学業報告書/成績証明書
・The College Board(http://sat.collegeboard.org [英語])が実施する一般SATテスト
・Cambridge IGCSE(必須科目: 数学、化学、物理学)
・大学が主催する試験での高成績
 
書類選考+面接試験
出願の時期によっては筆記試験が課せられる
 
例2(文系大学)
以下が必要となります。
・高校の卒業証書
・TOEFL IBT(スコア 60)またはTOEFL CBT(スコア 173)、TOEFL ITP(スコア 500)、IELTS (スコア 5.5)

学力試験+面接試験

インドネシアの企業は、日本のように新年度に一斉に新入社員を採用するのではなく、基本的に必要に応じて随時募集を行っています。インドネシアの大学生の就職活動には主に合同説明会、求人サイト、インターンシップの3つの方法があります。
ジャカルタ・ジャパン・クラブ(ジャカルタ在住日本人のコミュニティ)や県人会などがあり、在住日本人の交流は盛んです。
インドネシア大学の場合、留学生で多い出身国はマレーシア(209人)、オーストラリア(180人)、フィリピン(172人)です。

独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)は、
文部科学省が所管する団体です。
学生支援を先導する中核機関として、「奨学金事業」
「留学生支援事業」および
「学生生活支援事業」を
総合的に実施し、
次世代の社会を担う豊かな
人間性を備えた創造的な人材を育成すると
ともに、
国際理解・交流の促進を図ることを目指しています。