留学先の国の特徴や留学情報をご紹介。
国ごとの違いを明確に知り、自分にあった留学先を見つけましょう。

このページは2024年に調査した内容を掲載しています。

マレーシア地図

首都:クアラルンプール
位置:赤道近くのインド洋と南シナ海の間に位置します。
面積:約33万平方キロメートル(日本の約0.9倍)
人口:約3,350万人(2023年、マレーシア統計局)
公用語:マレー語(国語)、中国語、タミール語、英語
通貨:リンギット(MYR)
気候:年間平均気温は約26~27℃です。季節風の影響を受け、一年を通じて高温多湿ですが、降雨量の多い北東モンスーン季と比較的少ない南西モンスーン季があり、ところによっては短い乾季があります。
マレー半島東部、ボルネオ島では11月~3月、マレー半島西部では3月~4月初旬、10月~11月が雨季で、雨が多くなります。雨が降った後は気温が下がり、比較的過ごしやすくなります。マレー半島の中央の高原地帯は年間を通じて春のような過ごしやすい気候です。
 

マレーシア語(マレー語)、英語、中国語、タミール語。
国語はマレー語であり、多民族国家であるため、中国系マレーシア人の間では中国語、インド系マレーシア人の間ではタミール語が使用されています。また、各民族間で会話をする際は広く英語が使用されています。

マレーシアは多民族国家であり、言語、宗教、食事、生活習慣など多様な文化が複雑に交わりマレーシアならではの独自の文化を持ちます。マレーシアはイスラム教が国教であり、マレー系(多くがムスリム)、続いて中国系、インド系、その他の多様な人種で構成されています。多民族・多宗教である背景から食文化にも特徴があり、イスラム教徒は豚やアルコールを口にしない一方、インド系のヒンドゥー教徒は牛を食べることが禁じられています。

マレーシアは、憲法上イスラム教を国教(連邦の宗教)と定めており、人口の半分以上を占めるイスラム教徒の間では、次のような教義、風俗、習慣があるので、従う義務はありませんが、外国人としても承知しておく必要があります。

  • 酒、豚を口にすることを禁じられています。
  • 左手は不浄なものとされているので、握手、物の受け渡しは右手を使います。
  • 人差し指で(特に人を)指差すことは失礼なこととされているので、親指を使います。
  • 頭は、身体の神聖な部分とされているので、子供の頭もなでません。
  • 男性から婦人に触れません。(握手を含む)
  • 日没から夕方に祈りの時間が始まるので、日没後1時間くらいは訪問および電話は避けます。
  • イスラム教徒を招待する夜の行事の開始時間は慎重に決めるのが無難です。
  • イスラム教徒(マレー系とごく一部の中国系およびインド系を含む)は毎年、イスラム暦にしたがって約1か月間(ラマダン)、日の出から日没までの間は飲食・喫煙を断つ断食(サウム)を行います。この期間中、イスラム教徒を食事に招待する場合は、時間に注意してください。また、日中の断食は相当な苦行のはずなので、交際にあたっては、相手に対する理解と寛容さが求められます。ただしラマダンを厳格に実施するかは地域、人によって異なります。

独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)は、
文部科学省が所管する団体です。
学生支援を先導する中核機関として、「奨学金事業」
「留学生支援事業」および
「学生生活支援事業」を
総合的に実施し、
次世代の社会を担う豊かな
人間性を備えた創造的な人材を育成すると
ともに、
国際理解・交流の促進を図ることを目指しています。